必ず毎月、出費することが前提となっているのが電気代です。まったく使わずに済ませるわけにもいかないし、節約する方法もないだろうと諦めている方に朗報です。
夜間割引を活用する
電気代を節約する方法として知られているのが夜間割引です。
昼間にさほど電気を使わなければ、大幅に電気代を節約することができます。通常は、「従量電灯」というタイプの契約が一般的です。
これは24時間一律で、時間帯や曜日にも関係なく電気料金が使用量に応じて課金されていきます。
この夜間割引は、正式には「時間帯別電灯契約」を活用したものです。
日本では、ほぼ全ての電力会社でこのサービスを用意しています。
基本的に夜10時頃から朝8時頃迄の電気料金を7割以上も割引します。
その一方で、日中時間の電気料金は、2割から3割程度割高に設定されます。
例えば、食器洗浄機や衣類乾燥機など、電気をより使うものを深夜に動くようにタイマーセットなどして使用するだけで、一気に電気代が節約できるというわけです。電力会社によっては、季節ごとや、土日の日中も追加で割引くといったプランも用意しています。
北海道電力では「ドリーム8」、東北電力では「やりくりナイト」、東京電力では「ナイト8・10」などの名称です。
各社で夜間割引のメニューを取り揃えています。節約法は、夜間割引だけに留まりません。
ライフプランで選べるメニュー、電気給湯器を利用している方向けのメニュー、店や事務所なので一般家庭より電気を多く使う方向けなどに分け、それぞれ電気の使い方に合わせられるようにプランを細分化しています。
自分の家の実際の使用量をもとにして、各料金メニューに変更した場合の損得を試算することもできます。「電気ご使用量のお知らせ」をもとに電気の使用量のシミュレーションをした結果、今の契約よりも電気代が安くなり、使い方に合った最適なプランが見つかることもあります。インターネットを使って、一度試算してみるとよいと思います。
太陽光発電の設置で光熱費をダウン
電気代の節約に直結するかどうかは賛否分かれるところかと思われますが、太陽光発電設備の設置も、光熱費を大幅にダウンすることができます。
年間で約45%光熱費を削減することができます。太陽光発電は環境に配慮しながらも、光熱費を節約する優れものです。
太陽光発電により作られた電気をフルに使うために、オール電化と組み合わせると、更に電気代がお得になります。
夜間は発電できないため、電力会社から電気を買うことになりますが、オール電化にすると、各電力会社のお得な電気料金のメニューやオール電化割引を活用できます。例えば、夜23時から朝7時までは、1キロワット約6円など電気を安く利用できる特典があります。
昼間、太陽光発電で発電した電気は、家庭の電気として使うことができ、その分の電気代はタダです。
しかも、余った電気は電力会社に売ることができます。ただ、設置するには当然費用がかかります。
その初期費用を回収するには、発電による電気代削減と、余剰電気の販売収入でまかなっても10年程度の時間がかかるのです。これが賛否の原因のひとつです。
まとめ
太陽光発電設備の回収年数を短縮する方法としては、年間の削減光熱費を多くする、設置時の業者選び、システム機器の耐久性の三つがポイントです。これらを吟味することで、回収年数は多少なりとも短縮できると言えるようです。