人気の農業でしっかり節税!兼業農家としてお金が貯まるテクニックとは?

人気の農業でしっかり節税!兼業農家としてお金が貯まるテクニックとは?

近年、農業をしたいという人が増えていることをご存知でしょうか?

農業が人気な秘密、それは農業をするとドンドンお金が貯まっていくテクニックがあるからなのです!

…とは言っても、「イマドキ農業だけで儲かるの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

実は、本業として農業に取り組むのではなく、農業を趣味=兼業として取り組む人が増えているのです。兼業で農業をすると、節税の面で大きなメリットがあるんです! あなたも農業をしながらお金をガッツリ貯めてみませんか?

この機会に少しでも農業に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!

農業の3つの節税ポイント

農業の売り上げだけでお金を稼ぐとなると、なかなか難しいものがあると思います。思うように利益が出ず、赤字になることもあるでしょう。

ですが、ご安心ください。

兼業での農業の場合、もし赤字が出てしまっても節税面で大きなメリットがあるのです!

さらに、その他の節税テクニックも併せることでかなりの節税が見込めるのです。

たくさん必要経費を計上できる

農業においては、農業所得が課税の対象となります。

農業所得とは?

農業で得られる収入から、農業経営のために必要な材料費や燃料費、美品維持管理費用を差し引いた金額のこと。

農業でたくさん利益が出るに越したことはありませんが、農業所得が増えると、当然それだけ多くの税金も掛かることになります。

ここで重要になってくるのが、諸々の費用を必要経費として計上することです。農業にかかる経費には様々なものがあります。

農作業をする上で発生する費用
例)苗代、肥料代、農具や農機具の購入費用など

農機具の燃料代や修理代など付随する費用
例)農機具の燃料代や修理代など

さらに専業農家であるなど事情が考慮された場合に限り、下記も経費として計上できる場合があります。

農業を行う上で必要な通信手段
例)自宅や携帯電話の料金、パソコンの購入費など

研修費
例)農業視察という名目での旅費など

MEMO
農業においては、これらを必要経費をキチンと計上していくことが重要となります。意外なものが必要経費として計上することができる場合もありますので、少しずつ積み重ねていくのがいいでしょう。小さい節税の積み重ねが、大きい節税につながります。

農業で節税

農業は捕捉率が低い

ややグレーな話になりますが、農業は捕捉率が低いと言われています。

捕捉率とは?

全ての課税対象となる所得をどれだけ税務署が把握できているかの割合。

サラリーマンなどの給与所得者は、9割ほどの捕捉率と言われています。会社から給与を得るという性質上、ほぼ全ての課税対象所得を正確に捕捉されている反面、農業の捕捉率は3割ほどといわれており、正確な課税対象所得を把握することが難しい現実があります。

なぜ農業の捕捉率が低いのか?それは農業における売上の管理が曖昧なことです。

きちんと流通に乗せた分は所得として捕捉されますが、露店で販売された分や、自分で消費したものについては、限りなくグレーな状況となっています。

給与所得と合算して節税

兼業で農業をすることで得られる一番大きなメリット、それは給与所得と合算することで節税できることです。

農業は天候によって利益が大きく変動する業種のため、異常気象や台風などの不可抗力によって、どうしようもなく赤字が出ることもあるでしょう。

そんなとき、兼業農家であれば損益通算により節税することができるのです。

例えば、本業として勤めている会社から500万の給与収入に対して、兼業で行った農業は収益が得られず、結果的に経費ばかりがかかってしまい、100万の赤字となった場合とします。

この場合、本業の所得に農業の赤字を合算し、500万ー100万=400万円を課税対象所得とすることができるのです。要は本業業の利益を農業の赤字で相殺して所得を少なくすることで、結果的に節税する事が可能です。

MEMO
これらを立証する場合には、確定申告が必要となります。農業の経費が立証できるように領収書や請求書などを残しておくのが大切となります。日頃から家計簿レベルの収支計算をしていれば、さほど難しく事務手続きも必要ありませんので安心してください。

農業をするなら知っておきたいポイント

ここまで農業における節税テクニックを紹介してきましたが、ここからは実際に農業に取り組むのであれば、ぜひ知っておいてほしいポイントを紹介します。

農業でお金を稼ぎたいアナタは必見ですよ!

農業での収入とは

農業で得る収入は、実際に農協や市場に出荷した際の卸値が基本値になります。自分の家で食べた野菜や米であっても、自家消費分とし、その年の市場価格などを考慮、1キロ当たりの金額を算出すれば、農家の収入としてみなされます。

前項目でもお伝えした通り、兼業農家の場合はこの収入に加えて会社勤めをして得た収入を合算して税金を計算することになります。節税を考えるのであれば、どのような収入が課税対象となるのかしっかりと把握しておくことが大切です。

農業を始める人向けの支援制度

ここまでの記事を読んで、実際に農業を始めてみようかな?と興味を持っていただいた方も多いのではないでしょうか?そんな方にぜひ知っておいてほしい、国の支援制度があります。

よく知られている2つの制度を例としてご紹介しましょう。

農業次世代人材投資資金
これから農業を始めようという人を対象に、最大で年間150万円を交付する制度。

新規就農者向けの無利子資金制度
農業を始めるために必要となる資金について、無利子で貸し付けを実施。

1から農業を始めるとなると、決して安くない経費が掛かります。これらの制度を利用するには一定の条件を満たす必要がありますが、初期費用を抑える意味でも、可能な限り利用したいところです。

ぜひ、これらの制度を活用を検討してみてください。

何を育てればいいか

いざ農業を始めるといっても、どんな作物を育てればいいか分かりませんよね?どんな作物でも初めから上手く育てるのは難しいとは思いますが、やはり扱いやすい作物、扱いにくい作物というものはあるようです。

農業で扱いにくい作物

一般的に、葉物(キャベツやレタスなど)の野菜は、育てるのが難しいようです。理由としてはこまめな害虫駆除が必要となることが挙げられます。とくに兼業で農業をする場合、時間の関係上難しいといえます。

農業で扱いやすい作物

逆に比較的育てやすいと言われているのが根菜などの土の中で育つ野菜です。大根、玉ネギ、ニンジンなどが当てはまります。これから農業を始めようという方は、まずはこれらの野菜から取り組んでみてはいかがでしょうか。

ニンジン(人参)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園についてニンジン(人参)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園について

兼業での農業は儲かる

農業での節税テクニックや豆知識を紹介しましたが、いかがでしょうか?

世間ではすっかり儲からないイメージが定着している感がある農業ですが、それもやり方次第といえます。さらに今ではインターネットでの販売なども可能なので、むしろ昔よりも市場の間口は広がります。

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本記事で紹介したように、うまく利益が出なかったとしても、本業の収入と合算することで節税することもできるのです。

ぜひこの機会に農業を始めてみて、ガッツリお金を稼いでみてはどうでしょうか?