ダイコン(大根)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園について

大根(ダイコン)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園について

ダイコン(大根)は、手順をしっかり守れば比較的育てやすいので、野菜づくりの初心者にもおすすめの野菜です。

とはいえ、ただ、種をまいたら終わり!というわけではありません。「今までインターネットの世界で生きてきて、土も触ったことがない」というみなさん、失敗しないコツをご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。
家庭菜園をはじめたい!という家庭菜園ビギナーさんにも必見の内容ですよ。

ダイコンの特徴

ダイコンの原産地

地中海沿岸が原産地で、中国を経て日本に伝わりました。手順を守って作業すれば初心者にも作りやすい野菜です。涼しい気候を好み、秋にまいて冬に収穫する「秋まきダイコン」が育てやすくておすすめです。

大根(ダイコン)には、葉っぱのつけ根が緑色になる「青首(あおくび)大根」と白いままの「白首(しろくび)大根」があります。
最近は、生食でもおいしい青首大根が人気です。

ダイコンの栄養

白い根の部分には、ビタミンCや消化を助けるジアスターゼが含まれています。葉にはカルシウムやビタミンA、鉄分などが含まれ、美容効果も大。

ダイコンの栽培時期

【春まきダイコン】タネまき:3月末~4月、収穫:6月~7月
【秋まきダイコン】タネまき:8月末~9月、収穫:11月~12月
【適温】発芽:25℃前後、生育:20℃前後

ダイコンの栽培方法・育て方・コツ

ダイコンを育てる土づくり

土は深くたがやして、石や堆肥の塊をしっかり取り除きます

タネまきの2週間以上前に、苦土石灰(くどせっかい:アルカリ性の肥料)と堆肥(たいひ)を全面にまいて、深く(30cmほど)たがやします。
石や堆肥の塊があると大根が枝分かれしてしまうので、ていねいに取り除き、土を細かく砕きます。

堆肥には、植物性と動物性があり、1対1の割合で混ぜるのがおすすめです。

植物性堆肥は「アイリスオーヤマ肥料パーク堆肥」「プラント腐葉土」など、動物性堆肥は「創和EM牛ふん」「東商発酵鶏ふん」などがおすすめです。

ダイコンのタネまき方法・コツ

ダイコンのタネは、ホームセンターや園芸店、Webなどで購入できますよ。

植える季節や土地により、まくのに適した品種が変わります。店員さんに聞いて、どんなタネをまいたらよいかアドバイスしてもらいましょう。

比較的育てやすい品種は「耐病総太り」「青首大根」「英才」などです。

ダイコンのタネ

1ヶ所に5粒ほどのタネをまく。株と株の間を30cmはなす

畝(うね:種をまくために少し盛り上げた土)の幅は60~70cm、高さは2~3cm程度。

水はけの悪い土地の場合は、もう少し高くします。1ヶ所に5粒ほどの種を、間を1cm以上あけてまき、その上に薄く土をかけます。株(タネをまいた所)と株は30cmはなします。土をかぶせたらたっぷり水をあげましょう。

アブラムシなど虫の被害を受けやすいので、種をまいたら防虫ネットなどで覆うと効果があります。

防虫ネットは編み目が0.6〜1mm前後のものがおすすめです。
あまり細かいと通気性が悪く、水がしみ込みません。「虫カットストロング」「サンサンネット」「AJメッシュシート」など、いろいろな種類があります。

畑の大きさにより、ネットの大きさも変わるので、ビギナーの方は、園芸店やホームセンターで店員さんと相談して購入することをおすすめします。

間引き(3回)

間引きとは、元気な株を残して、他の株を抜く作業です。

1回目
ふた葉が完全に開いたら、形の良い株を1ヶ所に3本ずつ残します。

ふた葉の時、1ヶ所に3株ずつ残す

2回目
本葉(ふた葉のあとに出る葉)が1~3枚の時に、育ちが中くらいのものを2株残します。
2回目の間引きでは、細いダイコンができています。おいしいのでお味噌汁や炒め物につかいましょう。
3回目
本葉が6枚ほどになったら、元気のよいものを1株残します。

本葉が5~6枚に育ったら、1ヶ所1株を残して間引きます

追肥(ついひ:栽培の途中で肥料をあげること)

2回目と3回目の間引きの時、葉に元気がなかったり、黄色くなりかけたりしていたら、油かすやボカシ肥を株のまわりに1つかみほどまきます。軽く土とまぜ、根元まで土を寄せてかけます。根がふらつくと首が曲がりやすくなるのでしっかり寄せましょう。

ダイコンの収穫方法

外側の葉が広がてきたら、収穫のサインです

「春まきダイコン」は、種まきから50~60日、「秋まきダイコン」は60~100日で収穫できます。外の葉が広がってきたら収穫のサイン。時期を逃すとダイコンの中に「ス」がはいるので、気をつけましょう。

家庭菜園でもできるダイコン作りにトライしてみましょう

生でよし、煮てよし、炒めてよし。とれたてのダイコンは甘くてやわらかく、格別の味です♪
ぜひ、ダイコン作りにトライしてみましょう!

家庭菜園でも十分ですが、農園を作って育てたい!って方には、今では農地を借りるサービスもあります!
シェア畑のサービスは栽培に必要な物は全て揃ってるから手ぶらで通えるようですよ!
畑がない都内に住んでいる方にぜひおすすめです!

シェア畑について詳しくはこちらです!
シェア畑(レンタル畑)とは?高い?魅力・評判・料金・無料見学まとめシェア畑(貸し農園)とは?高い?魅力・評判・料金・無料見学まとめ

農業をやると節税できるという嬉しい情報もあります!
こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
人気の農業でしっかり節税!兼業農家としてお金が貯まるテクニックとは?人気の農業でしっかり節税!兼業農家としてお金が貯まるテクニックとは?