家庭菜園・ビギナーさんにおすすめの野菜5選【実もの・根もの編】

春は野菜を植えるのに適した季節です。
市民農園は、4月から貸し出す所も多いので「今から野菜を育てるぞー」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ビギナーさんにおすすめの「実もの」と「根もの」の野菜をご紹介します。「実もの」はトマトやナスなど実のなる野菜、「根もの」はニンジンやダイコンなど根をいただく野菜です。
ここでは、「育てやすい」「たくさん採れる」「毎日食べてもあきない」の3つをポイントに選びました。

「葉もの」のおすすめ野菜は、>>こちらも参考にしてくださいね。

家庭菜園・ビギナーさんにおすすめ!実もの・根もの野菜5選

1 ジャガイモ

【おすすめの理由】
家庭菜園定番の野菜と言えば、ジャガイモ。育てやすく、たくさん収穫でき、いろいろな料理に使えるうれしい野菜です。ちなみに、「根もの」で紹介していますが、ジャガイモは根ではなく茎の部分が大きくなったものだそうです。

【栽培期間】
タネイモの植えつけ:3~4月
収穫:6月~7月

【栽培のポイント】
栽培用に育てられた病気に強い「タネイモ」を使います。園芸店やホームセンターなどで手に入ります。タネイモは、大きければ40g程度に切り、切り口を乾かしてから、深さ20㎝の溝に30㎝間隔で植えます。霜の心配があるので、マルチシートをかけておくと安心です。芽が出たら元気な芽をのこして、他の芽は抜きます。6~7月ごろ葉が黄色くなったら収穫時です。

ジャガイモの育て方は>>こちらも参考にしてくださいね。
ジャガイモの特徴・育て方・家庭菜園・失敗から学ぶポイント

2 プチトマト

【おすすめの理由】
こちらも家庭菜園の人気野菜ですね!たくさん収穫できる、育てやすい、赤くてきれい、おいしい、と人気のポイントをすべて兼ね備えています。ふつうの大きなトマトは実が割れたり、形がいびつになったりして、ビギナーには栽培が難しいのですが(経験談)、プチトマトは比較的失敗がありません。もぎたてのトマトは甘く濃い味で、おやつ感覚で食べられます。

【栽培期間】
苗の植えつけ:4~5月
収穫:7月~8月

【栽培のポイント】
大切なのは、丈夫で元気のある苗を選ぶこと。本葉が8~10枚ほどの緑の濃いものがおすすめです。50~60センチ間隔に植え、支柱を立てて茎を結わえます。大きく育つので、丈夫な支柱が必要です。葉の付け根にわき芽がでるので、こまめに摘み取ります。これで実が大きく育ちます。花が咲いてから40~50日ほどで実が赤くなります。十分に熟したものから収穫しましょう。

丈夫な苗の選び方は>>こちらも参考にしてください。
【保存版】家庭菜園のコツ・失敗しない苗(なえ)の選び方・種類とは?徹底解説

3 きゅうり

【おすすめの理由】
夏野菜の代表格。とれたてのキュウリは、実が詰まっていて甘く濃い味がします。一度食べるとスーパーのキュウリが食べられないほど。別の野菜のようです。ぜひ、家庭菜園にトライして自家製のキュウリを味わってください!春が栽培の季節です。

【栽培期間】
苗の植えつけ:4~5月
収穫:6月~8月

【栽培のポイント】
キュウリの苗は本葉が2~3枚のがっしりしたものを選びましょう。株の間は40㎝、深く植えすぎないようにして、軽く土をおさえて落ち着かせます。苗が風で動かないよう、支柱を立てて茎を結わえます。キュウリは葉っぱが広がるので、風を受けて支柱が倒れること多し。畑をちょくちょくのぞきましょう。水を好むので、土が乾燥したらこまめに水をあげます

適当な大きさになったら、順次収穫していきます。一日で大きく成長するので、収穫のタイミングを逃すと巨大キュウリができます。私の市民農園では、夏の終わり頃になると、ヘチマのようなキュウリがあちこちにぶら下がっています。「忙しかったのかな。もう十分収穫して食べ飽きたのかな」などと、思いを馳せながら眺めています。大きくなっても、炒め物や漬け物にと上手に使いましょう。

キュウリは手がかからないと言われますが、経験上、そんなに簡単ではないと思います。わが家では、葉っぱに斑点がでたり、実がくるんと曲がったりすることがありました。農薬を使わないからかもしれません。病気や肥料不足など、いろいろな原因があるようで、毎年、試行錯誤しながら育てています。

キュウリの苗。節と節の間が短く、緑の濃い葉のものを選びましょう

4 ダイコン

【おすすめの理由】
大きく育つので、収穫時の達成感も大きいです。葉っぱも捨てずに使いましょう。ビタミンや鉄分が豊富に含まれています。刻んでごま油で炒めてお醤油をたらせば、ご飯に最高のおかずに!冬の寒さで甘く育つ、秋まきダイコンがおすすめです。

【栽培期間】
苗の植えつけ:8~9月
収穫:11月~12月

【栽培のポイント】
土を細かく耕して、石やゴミをていねいに取り除きます。不純物があると、根が二股に分かれてしまいます。一ヶ所に5~6粒のタネをまき、成長に合わせて間引きをします。本葉が5~6枚になったら1株だけ残し育てていきます。葉っぱが大きくなり、クジャクの羽のように開いてきたら収穫どきです。

ダイコンの作り方はこちら
大根(ダイコン)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園についてダイコン(大根)の特徴・育て方・栽培方法・コツ・家庭菜園について

5 エンドウマメ

【おすすめの理由】
とれたてのグリンピースは本当に甘くておいしいです!個人的に一番好きな野菜です。ひすい色の美しいマメはまるで宝石のよう。さやからマメを出す作業も楽しいもの。グリンピースの他にも、ソラマメやインゲンマメなど、マメ科の植物は比較的栽培が簡単でたくさん収穫できるので、家庭菜園では人気の野菜です。

グリンピースのマメまきは秋。収穫は翌年の春。わが家では去年の秋は畑を休ませていたので、今年の春は収穫がありません。市民農園ではみなさんが育てたグリンピースが大きくなっています。うらやましい。今年の秋は絶対に育てます!

【栽培期間】
マメまき:10~11月
収穫:5月~6月

【栽培のポイント】
霜がおりる前の10月頃にタネをまきます。30~40㎝間隔で一ヶ所に3~4粒を2~3㎝の深さにまきます。寒さが厳しくなる前に、根元に切りワラなどをしいて防寒をします。春になるとつるが伸び始めるので、支柱を立てます。葉が広がるとかなりのボリュームになるので、しっかり支柱をたてましょう。花が咲いてから40日くらいで収穫できます。

白、ピンク、紫などのきれいな花が咲きます

 

タネから育てる方法もありますが、ビギナーさんには苗から植える方法が手軽なのでおすすめです。

家庭菜園・カンタン・おいしい・栄養たっぷりの野菜

「育てやすい」「おいしい」「毎日食べてもあきない」というポイントから、おすすめの実もの・根ものの野菜をご紹介しました。春は、トマトやキュウリなどの夏野菜を植えるにはピッタリの季節。家庭菜園をはじめてみてはいかがでしょうか。

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ビギナーさんが手軽に家庭菜園をはじめられる農園もあります。

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