カレーにハンバーグ、煮物に野菜炒めと、毎日の食卓に欠かせないタマネギ。
寒さに強いので、秋に植えると特別な寒さ対策も必要なく、家庭菜園ビギナーでも育てやすい野菜です。
タマネギは、血液をサラサラにする効果もある健康野菜の代表格。「最近ちょっと運動不足だな」という方、畑で汗を流してタマネギを作る「ヘルシー生活」を始めませんか?
目次
タマネギの特徴
タマネギの原産地
原産は、アフガニスタンや地中海沿岸と言われ、明治以降に北海道や関西地方に広まり、全国で作られるようになりました。
暑さに弱いので、栽培時期を守ることが上手に育てるポイントです。
タマネギの栄養
カルシウムやリン、鉄などのミネラルを含む健康野菜。
ビタミンB1の吸収を促す「硝化アリル化合物」が辛みの成分で、肉のくさみを消す働きがあります。加熱すると甘みを増すので、肉類と組み合わせて料理をすると味や栄養面で効果的です。
タマネギの栽培時期
寒さに強いので、秋にまいて越冬させる【秋まきタマネギ】がおすすめです。
【秋まきタマネギ】種まき:8月末~9月、苗の植え付け:11月、収穫:5月~6月
【適温】発芽:20 ℃前後、生育:15~20℃前後
タマネギの栽培方法・育て方・コツ
タマネギを育てる土づくり
苗を植える2週間前に土をたがやす
種まきの2週間以上前に苦土石灰(くどせっかい:アルカリ性の肥料)とよく熟した堆肥(ボカシ肥など)を全面にまいて、たがやします。
タマネギのタネまき方法・コツ
タマネギのタネは、ホームセンターや園芸店、Webなどで購入できます。
「ラッキー」や「ハッピー501」は、甘みが強く、収穫量も多い品種でおすすめです。ただ、栽培する季節や土地の特徴により、タネまきに適した品種が変わります。
初心者の方は、店員さんに聞いて、どんな種をまいたらよいかアドバイスしてもらうことをおすすめします。
タマネギは、タネを苗まで育て、それから畑に植え替える作業があります。
少し手間がかかるので、初心者には、苗から植える方法がおすすめ。ホームセンターや園芸店などで、50本300~400円くらいで売っています。茎の太さが6~8mmくらいの丈夫そうな苗を選びましょう。
タマネギの苗
畝(うね:種をまくために少し盛り上げた土)の幅は60cmほどで作ります。苗と苗の間は15cm間隔で、苗の白い部分が半分埋まるくらいに植えます。深く植えすぎると、縦長で丸みのない玉になることがあります。
土に根がしっかり張るまで(10日くらい)は、2日に1回ほどのペースで水やりをします。
株の間は15cm、白い根が見えるくらいに植える
雑草と冬の寒さから守るために、土の表面に「マルチ」をするとタマネギがよく育ちます。
マルチとは、プラスチックフィルムなどでできた、畑の表面を覆うカバーのこと。穴のあいたマルチは、苗の間隔も分かりやすくて便利です。こちらも園芸店やホームセンターで購入できます。
マルチは寒さや雑草からタマネギを防ぐ
追肥(ついひ:栽培途中で肥料を加えること)
12月に入り、霜が降りる前に苗の間に肥料をまきます。
「鶏ふん」や「ボカシ」などがおすすめ。
ボカシとは、米ぬかや油かすなど、動植物の残りカスを発酵させてつくる肥料です。野菜に必要な栄養分がたくさん含まれています。
タマネギの収穫方法
5月から6月にかけて、玉が大きくなり、葉が全体の8割くらい倒れたら収穫のサイン。
タマネギが湿っていると傷みやすいので、天気のよい日にまとめて収穫します。3日ほど、風通しのよい場所で乾かします。
乾燥したら、4、5個ずつ葉の付け根をひもで束ねて、風通しの良い場所につるしておきます。
家庭菜園でもできるタマネギづくりにトライしてみましょう
新鮮なタマネギが収穫できたら、ぜひ作っていただきたいのが「タマネギの素焼き」。1cmの厚さに輪切りにしたタマネギに、塩をのせます。フライパン(薄く油を引く)か、七輪で両面をこんがり焼き、ゆずやすだちなどをしぼっていただきます。タマネギの旨味と甘みがギュッとつまった絶品料理。ぜひお試しを。
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