【保存版】家庭菜園のコツ 種(タネ)の選び方・種類とは?徹底解説

野菜を作る上で大切なのは、「よいタネ」を選ぶことです。

よいタネとは、畑にまいたら、ちゃんと芽が出るタネ。芽が出たら、すくすく育ち、しっかり実をつけるタネです。

ポイントをおさえれば、よいタネを選ぶことはそれほど難しくありません。今回は「失敗しないタネ選びのコツ」を詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

【保存版】家庭菜園のコツ 種(タネ)の選び方・種類とは?

家庭菜園のコツ・失敗しないタネの選び方

野菜のタネは、ホームセンターや園芸店、通販などで購入できます。同じ野菜でもいろいろな種類のタネがあるので、いざ買うとなると迷ってしまいそうですね。

タネの袋の裏面を見たことはありますか?タネについての貴重な情報がぎっしり詰まっています。よいタネを見分けるポイントは、裏面で「発芽率」「採集年月日」「耐病性」の3つをチェックすることです。

タネを選ぶ3つのチェックポイント
・発芽率
・採取年月日/有効期限
・耐病性

ひとつずつ見ていきましょう。

発芽率

発芽率は、タネを一定の条件で発芽させた時、まいたタネの数に対する発芽したタネの割合です。なるべく発芽率の高いタネを選ぶと安心です(製品によっては、発芽率が記載されていないものもあります)。

タネ袋の裏面

ちなみに、農林水産省がタネの生産者に求めている発芽率の基準は以下になります。

野菜 発芽率
ダイコン 85%
タマネギ 70%
トマト 80%
ニンジン 55%
ハクサイ 85%
ブロッコリー 75%

指定種苗の生産等に関する基準(農水省)より

発芽率の低い野菜は、タネを多めにまいて、苗が育ってきたら元気な株だけを残すようにします。

採取年月日/有効期限

タネは採取されてから時間がたつほど、発芽率が下がります。「採取年月日」をチェックして、なるべく新しいタネを選ぶようにしましょう。

袋には「有効期限」も書かれています。有効期限とは、発芽率が保証される期限です。有効期限を過ぎると、まったく発芽しないわけではありませんが、発芽しにくくなるので注意が必要です。

また、タネは高温多湿の状態では、寿命が短くなります。お店でタネを買う時、袋が直射日光や雨に当たっているものは、避けた方がいいでしょう。残ったタネは、冷蔵庫など、湿気のない冷暗所に保管しておきます。

 

涼しい室内に保管してあるタネを選ぼう

ダイコンのタネ

野菜によって、タネの寿命は変わります。以下はタネの寿命の一例です。参考にしてください。

タネの寿命 野菜
1~2年 ネギ、タマネギ、ニンジン、ミツバ、ニラ
1~3年 キャベツ、レタス、ホウレンソウ、ゴボウ、エンドウ、トウガラシ
1~4年 ダイコン、カブ、ハクサイ、キュウリ、カボチャ
4年以上 トマト、ナス、スイカ、キュウリ、オクラ

耐病性

タネの袋には「耐病性」という記載もあります。耐病性とは、ある病気にかかりにくい、または病気になっても症状が軽い、という意味です。

たとえば、ハクサイで「耐病性:べと病」と書いてある場合、そのハクサイは「べと病」にかかりにくい品種です。ちなみにべと病は、カビによって、野菜の葉に黄色い斑点などが出る病気です。

病気に弱い品種は、水やりや温度調節、防虫ネットの設置など、きめ細かい管理が必要になります。家庭菜園ビギナーさんには、耐病性のある品種が育てやすいと言えます。タネを買うときは、ぜひ、病気に強いかどうかもチェックしてください。

家庭菜園のコツ・タネの種類と特徴

タネは、「栽培日数のちがい」「タネの育て方」で分類されることがあります。栽培日数の長さやタネの育て方により、野菜の育ち具合が変わってきます。この点も、タネ選びの参考にしてください。

それぞれの特徴を説明します。

栽培日数による分類

タネの袋に、「晩生」や「早生」と書かれているものがあります。「晩生(おくて)」は栽培日数が長いもの、「早生(わせ)」は栽培日数が短いもの、「中手(なかて)」はその中間になります。たとえば、同じニンジンでも「晩生」と「早生」があります。それぞれの特徴は以下になります。

栽培日数によるタネの種類

栽培期間 特徴
晩生(おくて) 長い 栽培期間が長いため、収穫量が多く、味の良い野菜ができる。一方で病害虫のリスクが高まる
中生(なかて) 中くらい 晩生と早生の間の特徴
早生(わせ) 短い 栽培期間が短いため、早く収穫でき、病害虫のリスクが低い

たとえばタマネギは、早生の場合は育ちが早いのですが、収穫後は長い間貯蔵できません。一方、晩生は収穫に時間がかかりますが、収穫量が多く、貯蔵しやすい特徴があります。

専門家によって、ビギナーは早く収穫できる早生がよい、いや収穫量の多い晩生がよい、あるいは、その中間の中手が無難だ、などと意見が分かれます。

できれば本やインターネットで調べて、ご自身の目的にあったタイプの野菜を選ぶことをおすすめします。

タネの作り方による分類


F1種と固定種
タネには「F1種(一代交配種)」と「固定種」という種類があります。2つの種は、次世代の育ち方に違いが出てきます。

「F1種」は、異なる親を人工的に交配させて、いいとこ取りをしたタネです。タネの袋には、「◯◯交配」「一代交配種」などと書かれています。両親に比べて生育力や抵抗力があり、収穫量も高くなります。ただし、この特徴は一代限りのため、タネを毎年購入する必要があります。

「固定種」は、育てた野菜からタネを採り、そのタネで栽培する野菜です。長い時間をかけて、親の形や特徴が、子どもに受け継がれています。京野菜などの地方の在来種がこれにあたります。

固定種は、F1種に比べて育ち方が一定ではないため、通常の農業ではあまり使われていません。一方で、自分で育てた野菜からタネを採り、また植えることができる楽しみがあるので、家庭菜園向きと言えるかもしれません。

「F1種」のタネは、園芸店やホームセンターなどで手に入ります。市販されているタネの大半は「F1種」だと言われています。

固定種のタネは、一般の市場では手に入りにくいので、通販や固定種を扱っている会社から購入します。以下は固定種を扱っている会社です。参考にしてください。

>>野口種苗

よいタネを選んで、野菜づくりに挑戦しましょう

タネの袋は情報の宝庫。読むだけでも楽しいものです。ご自身の目的あったよいタネを見つけて、ぜひ野菜づくりに挑戦してください。

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