仮想通貨Tezos(XTZ)テゾスとは?やめるべき?仕組み・買い方・チャート・将来性・オススメの取引所を解説

こんにちは。ノマド・若(ワーカー)です。今回はビットコインが直面したガバナンス問題を克服した仮想通貨Tezosを徹底解説していきます!

ノマド・若

Tezos(XTZ)テゾスとは?

通貨名 Tezos
通貨略称 XTZ
公開日 2017/10/3
時価総額 ¥1429億 JPY
時価総額ランキング 18(2018年7月11日時点)
発行上限 763.,306,930 XTZ
公式サイト Tezos Website
Twitter Tezos Twitter

Tezos(XTZ)テゾスは、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨が直面した

ガバナンス問題を解決した仮想通貨です。

2017年7月にICOを行い、総額232億にも上る金額を調達したビッグプロジェクトとして話題を呼びましたね。

ICOとは
Initial Coin Offeringの略で、仮想通貨を発行し、それを販売することで開発費や研究費などのための資金調達を行うこと。株式を発行して資金を調達するIPOに仕組みは似ているが、株式のような優待や議決権などを得ることはできないのでその点は大きく異なる。

Tezosのミッションは以下のようなものです。

Tezos is a new decentralized blockchain that governs itself by establishing a true digital commonwealth.

(Tezosは真なるデジタル国家設立のため、

自らを統治する新しい分散型のブロックチェーンです)

Tezosはトークン保持者と共ににTezosプラットフォームの改善を目標に掲げています。

ではどのような点が具体的にTezosは秀でているのか、その特徴を見ていきましょう!

それではTezos(XTZ)テゾスの特徴について詳しく見ていきましょう!

Tezos(XTZ)テゾスの特徴は?

3>Tezos(XTZ)テゾスはハードフォークに頼らないシステム修正が可能
Tezos(XTZ)テゾスはハードフォークを行わずにシステムを修正できます。

Tezosを他の仮想通貨と比べた際に、

最も優位であるのがこの特徴と考えられます。

ハードフォークとは
該当仮想通貨のルールを変える際に旧ルールを無視し、新ルールを新たに適用することで旧ルールの互換性が無くなる事。互換性がなくなるために期限内にアップデートをしないと旧仕様のまま取り残されてしまう。

つまりプロトコルにバグが見つかるなどしてシステム修正をする際、

新システムと旧システムには互換性がなくなるため、

通貨を2つに分離させて管理するのがハードフォークです。

フォークには他にも旧仕様との互換性を残したまま新仕様に移行するソフトフォークというものもあります。

ビットコインとイーサリアムといったメジャー通貨も過去にハードフォークを経験しています。

ビットコインの場合は、ビットコインとビットコインキャッシュの2つに分離しました。

イーサリアムの場合は、イーサリアムとイーサリアムクラシックの2つに分離してしました。

ハードフォークによって分離することによるメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 通貨の性能向上
  • 新通貨付与の可能性

デメリット

  • 仮想通貨が紛失する可能性
  • 急激な相場の変化
  • 取引の停止

確かにメリットもありますが、

投資家としては無視できないリスクをはらんでいるのがお分かりになると思います。

投資家にとって不利な事態が極力起きないように、

Tezos(XTZ)テゾスはネットワークプロトコル・トランザクションプロトコル・コンセンサスプロトコルをすべて独立させることで、

新システムと旧システムの互換性を保つことができます。

Tezos(XTZ)テゾスはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用

Tezos(XTZ)テゾスはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)という承認システムを採用しています。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは
保有している仮想通貨の量が多いほど取引の承認権、すなわち、新しいブロックをブロックチェーンに繋ぐ権利を得やすい仕組みのこと。PoWの代替案として発案された。

ビットコインやイーサリアムを筆頭とするいくつかの仮想通貨は、

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)という承認システムを採用しているため、

コインのマイナー(採掘者)による投票で決定が行われますが、

Tezos(XTZ)テゾスでは、コインの保有者による投票で決定が行われます。

これによりTezosユーザーによるより民主的な意思決定が実現されます。

この民主的という考え方は、最初に触れたTezosの理念と合致していますね!

Tezos(XTZ)テゾスは独自のスマートコントラクト技術を持っている

Tezos(XTZ)テゾスにはイーサリアムを代表とした、

スマートコントラクト技術を持っています。

スマートコントラクトとは
スマート・コントラクト(Smart contract)とは、契約のスムーズな検証、執行、実行、交渉を意図したコンピュータプロトコルである。スマートコントラクトには第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できるという特徴がある。

そしてTezosはスマートコントラクトにFormal Verication(フォーマル検証)を採用しています。

Formal Verification(フォーマル検証)とは、

開発者がスマートコントラクトのコードの正しさを数学的に解析し、

証明することを意味します。

この検証方法を利用することで、

スマートコントラクト機能にもしバグがあったときの取引無効などをできる限り防ぐことができます。

Tezos(XTZ)テゾスのチャートは?

チャートを見てわかるように、Tezos(XTZ)テゾスの相場は乱高下しています。

これを見るだけでは順調とは言えないですね。

Tezos(XTZ)テゾスの将来性は?

Tezos(XTZ)テゾス自体の機能としては、社会需要を満たしていて、

かつ事実としてICO時には膨大な金額を集めていたため将来性はあるように感じますが、

大きな問題が一つあります。

それはTezos開発チームが内部分裂状態であるということです。

これはウォールストリートジャーナルでも大きく報道されています。
参考 Tezos Raised $232 Million in a Hot Coin Offering, Then a Fight Broke Out THE WALL STREET JOUNAL

事態の発端は、

創業者のArthur Breitman氏とKathleen Breitman氏が、

Tezos FoundationのトップであるJohann Gevers氏の解任を求めたことです。

記事において、Gevers氏は

「Breitman夫妻がスイスの法律をかいくぐり、Tezos Foundationを乗っ取ろうとしている。それによりTezos全体のプロジェクトが遅延している。」

と述べています。

Gevers氏の発言に対して、Breitman夫妻は

「Gevers氏はTezos Foundationの障害物でしかありませんでした。彼はミーティングにも出席せず、支払うべき従業員への給料も支払いませんでした。それにも関わらず、自分に対して1億円を超えるのボーナスを支払おうとしたのです」」

とFortuneのインタビューで答えています。

先にも述べましたが、コンセプトも持てる技術も素晴らしいものであるだけに、

内部紛争によってプロジェクトが白紙に戻ることだけは何とか避けてほしいなと感じます。

ネトビジ!としては特に特別な動機がなければ、

いまTezos(XTZ)テゾスを買うというよりは、

事態が収束したという報道が出てから購入するのが賢明だと考えます。

Tezos(XTZ)テゾスはどこで買えるの?

日本国内においてTezos(XTZ)テゾスを取り扱っている取引所は、残念ながらありません。

取り扱っているのは現在Hitbtcのみのようです。

残念ながら、Tezos(XTZ)テゾスは上場していませんが、

ネトビジ!では取引高が世界一位の取引所のBinance(バイナンス)をオススメしています。

Binance(バイナンス)は日本語対応もしており、使い方も非常に簡単です。

最近落ち着いてきたビットコインだけでなく、勢いのあるアルトコインに投資してみたいと思っている方にもぴったりの取引所ですので、

投資機会を失う前にぜひ口座開設をしてしまいましょう!!

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