ノマド・若
目次
Quantstamp(QSP)クアントスタンプとは?
通貨名 | Quantstamp |
通貨略称 | QSP |
公開日 | 2017/11/12 |
時価総額 | ¥146億 (2018年5月3日時点) JPY |
時価総額ランキング | 138 |
発行上限 | 976,442,388 QSP |
公式サイト | Quantstamp |
Quantstamp Twitter | Quantstamp |
Quantstamp(QSP)クアントスタンプはイーサリアムネットワーク上のスマートコントラクトの脆弱性を監査することで利用安全性を高めるために設立されたプロジェクトです。
引用:ネトビジ!
イーサリアムはすべてのアルトコインの中で流通総額2位の仮想通貨でビットコインに次ぐ勢いを持つ仮想通貨ですが、
2016年6月におきたThe DAO事件(仮想通貨でベンチャー企業に投資するTheDAOの脆弱性を狙った大きなハッキング事件)において、イーサリアムはスマートコントラクト機能の脆弱性を見抜いたハッカーに攻撃され、
364万1694ETH(当時43億円規模)を盗まれてしまいました。
ブロックチェーン技術がいかに有用で、社会を変革できる力を持っていても、安全性が担保されなければ、社会に需要されません。
そこで、このような事件の再発を防止するため、Quantstampは第三者によるスマートコントラクトの脆弱性監査やバグの検証を行うために設立されました。
特徴を詳しくみていきましょう!
Quantstamp(QSP)クアントスタンプの特徴は?
スマートコントラクトの脆弱性を監査
自動テストを受けられる
Quantstamp保有者は独自のQSPトークンを支払うことにより、自身が行うスマートコントラクトの自動テストを行う事ができます。
これによりスマートコントラクトの深刻なバグを未然に防ぐことが可能になります。
自動テストは言うならば、セキュリティチェックのことで、
既に航空機産業等では利用が進められていて、実際に飛行機の安全性に大きく貢献しています。
現状ではまだ自動テストのみで、セキュリティの完全な保証はできていないので、インセンティブをつけた手動での監査の仕組みも導入されているようです。
監査証明を得られる
Quantstamp保有者は、QSPトークンを支払うことで、先のセキュリティ自動テストの実行の他にも、監査証明を得る事も可能です。
得られる監査証明とは、Quantstampの自動テストを通過したという安全保障証明のことです。
Quantstampでは、セキュリティ自動テストによってバグの発生を未然に防ぎ、監査証明によって安全性の高いプロダクトであるという保証も得ることができるのです。
3者間の監査ネットワーク
Quantstamp(QSP)クアントスタンプでは開発者、投資家、ユーザーの三者による監査ネットワークが存在します。
このネットワークを通じて、スマートコントラクトの脆弱性の自動チェックが可能となります。
バグの識別に貢献した検証者にはインセンティブとして自動的に報酬が与えられるため、透明性が保障されるのです。
強力な支援者
Quantstamp(QSP)クアントスタンプを支援する企業は複数存在します。
左上のYcombinatorは有名なベンチャーキャピタルで主にスタートアップ企業に対して投資を行っています。出資先にはDropboxやAirbnbなどがあります。これらの企業をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Ycombinatorのほかにも様々なブロックチェーンに強みを持っている企業との関係を強めています。
Quantstamp(QSP)クアントスタンプの開発者は?
画像左上に位置するRichard Ma氏はコーネル大学コンピュータサイエンス学部在学中から、複数の投資クラブに所属し、トレーディングアルゴリズムなどのシステム開発に携わりました。
Quantstampの創業以前にはTower Research Capitalのシニアクオンツアナリストとして活躍していたという経歴があります。
Richard氏について詳しく知りたい方は下記のようにRichrd氏の実際のインタビュー映像もYoutubeに掲載されているようなので、チェックしてみてください。
Quantstamp(QSP)クアントスタンプのチャートは?
Quantstamp(QSP)クアントスタンプは2017年11月に公開されてからその市場価値を3倍以上に増加させています。今後も上昇傾向が続くと見れそうです。
Quantstamp(QSP)クアントスタンプの将来性は?
Quantstamp(QSP)クアントスタンプは以下のように開発計画を発表しています。
2018年
3月 試験段階の開始と暗号経済的インセンティブの改善とアップグレード可能なトークンホルダ政府システムの実装
4月 システムテストと検証を経たネットワークテストの実施、システムの学術審査の開始
5月 Quantstamp hackathonの開催
6月 パートナーとのスマート契約保険の仕事を開始
7月 テスト/インセンティブ調整の後、メインネットのトークン所有者投票の保持
8月 メインネットv1のリリース
9月 Mainnet v2のBFTによる分散型SATコンセンサスの作業開始
10月 スマート契約保険のアルファ製品をメインネットスマート契約に追加
計画を見るに、Quantstampが一般に普及し使われるようになるまではまだ長い道のりがあるようですが、Ycombinatorを筆頭とした強力な支援企業の存在やイーサリアムのスマートコントラクトの脆弱性が露呈したThe Dao事件の反省から、Quantstampの需要は将来的には伸びていくものだと考えられます。
Quantstamp(QSP)クアントスタンプはやめるべき?
仮想通貨・ブロックチェーン技術の一般への普及スピードが加速しない原因の大きなものの一つは、それらの安全性が担保されておらず利用になかなか踏み切れないということだと思います。
その安全性を監査という方法を用いて担保しようと試みるQuantstampの需要は間違いなくありますし、今後も拡大が予想されますが、もちろん懸念すべき事項はあります。
それはQuantstampはイーサリアムの動向に大きく依存しているという事です。
当たり前と言われれば当たり前ですが、Quantstampはイーサリアムの脆弱性の検証を目的に開発されたため、将来性はイーサリアム次第と言っても過言ではありません。
現在、スマートコントラクトなどのイーサリアムが持つ機能の技術力の高さから、イーサリアムに参画する大企業は増加傾向にあります。
エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)という、イーサリアムのスマートコントラクト技術を活用するために作られた団体には既に三菱UFJグループやトヨタ自動車、KDDIなどが参画しています。
参考 仮想通貨イーサリアムの企業連合、三菱UFJ・トヨタも参加 日本経済新聞今後も国内外の大手企業各社が新たに参画してくることになれば、イーサリアムの需要も増加し、活用していく動きが広がるでしょう。
それに伴い、イーサリアムの安全性を担保してくれるQuantstampの需要も高まることが考えられます。
またQuantstamp自身のプロジェクトを支援してくれる国内外の企業も増えてくる可能性もあります。
Quantstamp(QSP)クアントスタンプはどの取引所、販売所で買うの?
日本国内においてQuantstamp(QSP)クアントスタンプを取り扱っている取引所は、残念ながらありません。
ネトビジ!では取引高が世界一位の取引所のBinance(バイナンス)をオススメしています。
残念ながら、Quantstamp(QSP)クアントスタンプは国内取引所には上場していませんが、Binance(バイナンス)は日本語対応もしており、使い方も非常に簡単です。
最近落ち着いてきたビットコインだけでなく、勢いのあるアルトコインに投資してみたいと思っている方にもぴったりの取引所ですので、投資機会を失う前にぜひ口座開設をしてしまいましょう!!
ハッキングの恐怖に晒されたくない国内のCoinCheckユーザーのみなさんもこの機会に、海外へ進出してみるのはいかがでしょうか?
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