ノマド・若
目次
Enigma(ENG)エニグマとは?
通貨名 | Enigma |
通貨略称 | ENG |
公開日 | 2017/10/13 |
時価総額 | ¥218億 (2018年5月6日時点) |
時価総額ランキング | 100 |
発行上限 | 150,000,000 ENG |
公式サイト | Enigma |
Enigma Twitter |
Enigma(ENG)エニグマは、ブロックチェーンを利用する
プライベートのデータ保護に特化した情報管理プラットフォームです。
Enigmaはマサチューセッツ工科大学の学生達によって開発され、
実際には情報を暗号化することで契約書などの機密情報を安全に取り扱うことができます。
EnigmaはCatalyst(カタリスト)という投資プラットフォームも含んでいるため、
Catalystを使って投資ファンドの立ち上げも可能です。
それでは特徴を詳しくみていきましょう!
Enigma(ENG)エニグマ の特徴は?
取引データの分散保存が可能
現在多くのOSはユーザーに対してクラウドストレージ機能を提供しています。(画像左側のイメージ)
クラウドストレージのメリットは、容量の大きいデータなどをクラウド上に保存し、
利用しているデバイスの容量を温存することができる点です。
これは非常に便利ですが、クラウドストレージに対するハッキングを受けると一気に情報が流出する恐れがあるというデメリットも存在します。
最近では有名人のプライベート写真がハッキングにより流出した事件もありましたね。
またもう一つのデメリットとして、クラウドストレージでは問題発生時の対応が遅れるという事も挙げられます。
現在利用されているクラウドストレージは構造上、膨大なデータが集積されているため
問題の解析に長い時間を必要としてしまいます。
これらのデメリットを解決するためにEnigmaは開発されました。
ブロックチェーン技術を用いることで、上の画像左のイメージのようにデータ保存の分散化を行えます。
これによりデータの集中によるハッキングのリスクを低下させることができます。
取引データは登録されますが、ブロックチェーンに登録されるのは取引したという事実のみです。
取引データの分散保存により、私たちの取引は安全に行えるのです。
高度な秘密契約技術
Enigma(ENG)エニグマにおいては、行われた取引は承認されると、
暗号化されて秘密裏に送信が行われます。
つまり取引されるデータの内容は当事者にしか分からない状態で取引承認作業が行われるのです。
またこれは他の仮想通貨にも言えることですが、ブロックチェーン技術により、
記録された取引データはハッキングによって書き換える事は不可能です。
ブロックチェーン技術で安全を担保し、
Enigmaの秘密契約に特化した技術により取引の秘匿性を保障しています。
スケーラビリティ問題への対応
Enigmaはスケーラビリティ問題にも対応しており、
取引の高速処理を可能にすることができます。
基本的に仮想通貨は行われた取引がブロックとして記録されていくことで決済が行われますが、
その仮想通貨の利用者が拡大するとともに行う取引も大幅に増大するため、
取引の時間に遅延が生じるようになってきました。
しかしながら、Enigmaではビットコインやイーサリアムなどと異なり、
重い計算を上の図のようにオフチェーンで行い、
計算結果のみをブロックチェーン上に記録するため、
スケーラビリティ問題にも対応し、取引の処理スピードが低下することはありません。
Catalyst(投資ファンド用サービス)の導入
Enigma(ENG)エニグマは取引のプライバシー保護機能を提供するだけでなく、
Catalystという投資ファンド用サービスを導入しています。
具体的にCatalystは何をするかというと、
仮想通貨市場の値動きなどのデータを分散的に保管し、計算処理を行います。
そしてそれらの情報を集積しデータベースをブロックチェーン上に作成します。
このデータベースを使うことでユーザーはヘッジファンドの作成を行えるという仕組みです。
近年仮想通貨の数は急速に増えており、無数の仮想通貨に対する標準化された基準は存在しません。
したがって仮想通貨のヘッジファンドの作成には膨大なデータの集積のため、
多くの時間を必要としてしまいます。
しかしCatalystのデータベースを利用すれば、投資の戦略分析や洞察のクオリティを大幅に高めてくれます。
仮想通貨への投資を本格的に行う方にとっては強い味方になりうるのではないでしょうか?
高い応用性
Enigmaは分散型ストレージと高度な秘密契約技術を持つため、
送金に限らず、身分証明書や契約内容などを送る際にも利用でき、応用の幅は広いです。
Enigma内にデータは分散化されて保存されるので、情報を特定の人にのみ公開することができます。
企業内の部や課での情報共有などの身近な状況だけでなく、
クレジットカードや行政サービスなどでもEnigmaが利用されるようになるかもしれません。
Enigma(ENG)エニグマ の開発者は?
Enigmaの設立者はGuy Zyskind氏とCan Kisagun氏です。
両者ともマサチューセッツ工科大学を修了しており、
Zyskind氏は10年以上ソフトウェア開発に携わっていて、
Kisagun氏は元々McKinseyで勤務しており、MBAも取得しています。
両者ともtwitterは定期的に更新しているようです。
下記リンクからアカウントに飛べるので、興味がある方はチェックしてみてください。
Enigma(ENG)エニグマ のチャートは?
Enigma(ENG)エニグマは2017年10月の上場からその価値を4倍以上に増やしています。
最高値を記録したのは2018年1月で、5月現在は価格は安定しているように見えます。
Enigma(ENG)エニグマの将来性は?
Enigma’s Ambition-Our Latest Roadmap
Enigma(ENG)エニグマは公式のロードマップで、
- 2018年:シークレットコントラクト1.0の実現
- 2019年:DAppsのスケーラビリティ、プライバシー強化
- 2020年:完全なる非中央集権化による独自チェーン開発
ということを発表しています。
開発陣の経歴がしっかりしているため、プロジェクトの進行はうまくいきそうです。
気になる点は、バックで支援を行う企業が見当たらないため、
開発が行き詰った際の協力者が存在するのかどうかという部分です。
開発計画への不安は否めませんが、
最近ではFacebookの個人情報利用に対する世間からの厳しい批判が
新聞やニュースで取り上げられているように、データのプライバシー保護は重要性を増しています。
その点において優位性をもつEnigmaが一般に普及する土壌は存在すると言えるのではないでしょうか?
Enigma(ENG)エニグマ はやめるべき?
プライバシー保護とスケーラビリティの観点で優位性を持つEnigmaですが、
取引の匿名性の観点で類似し、すでに市場での評価をある程度得ているMoneroやZ-Cash、DASHなどの仮想通貨は既に存在しているため、懸念が必要でしょう。
これは上記のいずれの仮想通貨にもあてはまることですが、
秘密契約という観点では取引の内実が分からないため、
犯罪者のマネーロンダリング(資金洗浄)などにも使われるリスクはあります。
犯罪に使われるようになれば、国家が規制を行う可能性が高いため、
最新の動向には注意していく必要があるでしょう。
Enigma(ENG)エニグマはどの取引所、販売所で買うの?
日本国内においてEnigma(ENG)エニグマを取り扱っている取引所は、残念ながらありません。
ネトビジ!では取引高が世界一位の取引所のBinance(バイナンス)をオススメしています。
残念ながら、Enigma(ENG)エニグマは国内取引所には上場していませんが、Binance(バイナンス)は日本語対応もしており、使い方も非常に簡単です。
最近落ち着いてきたビットコインだけでなく、勢いのあるアルトコインに投資してみたいと思っている方にもぴったりの取引所ですので、投資機会を失う前にぜひ口座開設をしてしまいましょう!!
ハッキングの恐怖に晒されたくない国内のCoinCheckユーザーのみなさんもこの機会に、海外へ進出してみるのはいかがでしょうか?
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