日本のブロックチェーンは彼によって進化する。LayerX代表福島が描く未来とは

こんにちは。ノマド・若(ワーカー)です。ブロックチェーン業界を震わせているグノシー代表取締役福島氏。若手起業家でテクノロジストでもある彼は、どんな未来を描いているのだろうか。その頭の中を徹底解明!

ノマド・若

Anypay×Gunosy共同でブロックチェーン会社LayerXを創業

情報キュレーションサービスを提供するGunosyは7月12日、
代表取締役CEOを務める福島良典氏の退任を発表しました。


参照:日本経済新聞ウェブ7月12日付け

後任は竹谷祐哉COO(最高執行責任者)が務めることになります。
同社はこれまで両氏による代表2人体制でしたが、
福島CEOが代表権を失い、竹谷COOの代表1人体制に移行するということです。

8月1日からの新体制では福島CEOはブロックチェーン関連の新事業に注力するため、
割り勘アプリ「paymo」を運営するAnyPay(東京都港区)と共同で、
新会社「LayerX」(レイヤーエックス、出資はGunosyとAnyPayで折半)を設立。

今後はGunosyの経営から離れ、
ブロックチェーン事業に資源を集中させるつもりだと言います。

情報キュレーションサービス
Gunosyや、Newpassなど、インターネット上に点在する記事情報を集め、
それを個人にあったような配置で再配信することで、最適化された情報を届けることができるメディアのこと。
広告を貼り、収入を得ている。

話題の福島良典とは?

そんな話題の福島氏ですが、どんな人物なのか、経歴とともに簡単に紹介していきます。

グノシーを創業した起業家


福島良典さん
1988年生まれで現在30歳
東京大学工学部卒業後、東京大学大学院の際に株式会社Gunosyを創業。
2012年のことでした。
2年後の2014年には、500万ダウンロードを記録し、急速に成長。
2015年04月には、東京証券取引所マザーズ市場に株式上場させました。
現在の時価総額は300億円程度。

趣味で作っていたというGunosyがこれまでの価値を発揮するとは、
先見の明があったのでしょう。

自らもエンジニアとして開発をしており、
その開発力は、スタートアップ業界だとNo.1の呼び声も高いです。

その彼が今回注目のブロックチェーンスタートアップLayerXを創業しています。

株式会社LayerXとは?

福島氏Mediumにて自らが株式会社LayerXについてお話ししています。

LayerX代表の福島です。
2018年8月1日に株式会社LayerXは誕生しました。
LayerXはブロックチェーンのテクノロジーに本気でコミットする会社です。
日本では特に、投機的な側面で注目されがちなブロックチェーンの世界ですが、
我々はインターネット以来の大きな波だと考えています。
そこでの主役はもちろんテクノロジーの進化です。世界でいち早く、仮想通貨を合法化し、取引所の世界では世界をリードした日本ですが、技術的側面、プロトコルレイヤーの側面ではすでに海外に大きな差を付けられています。我々はここに危機感と、そして大きなチャンスを感じてLayerXを設立しました。

「日本は世界の仮想通貨業界を先導できる可能性があった」
と言われています。

投機的な投資だったとしても、
バブルを彷彿とさせるような高騰が起き、世界中に散るビットコインの半数以上が日本人によって買われているというデータもあったほど。金融庁も早め早めの対応をしていたはずでした。

しかしながら、やはり日本。
伝統的な産業が仮想通貨の参入を許しませんでした。

目指せたのに、できなかった、
そんな状況が悔しくて、またチャンスに感じて創業したのでしょう。

目指しているところ

こちらもMediumより引用させていただきます。

LayerXは「Evaluate Everything」というミッションをかかげてます。

 

ブロックチェーンというのはある種の強制執行を伴った仲裁機関と考えることができます。
そしてブロックチェーンが普及しきった社会では、
すべてのものが金融的に扱われる社会が訪れると考えてます。金融的というとすべてのものが金儲け的になるのかと思うかもしれませんが、我々がいっている金融的というのは適切に未来の価値と今の価値が交換できるという意味です。

すべてのものが金融的に扱われる社会が訪れると考えてます
「あらゆるものの証券化される未来が来る」

例えば、色々問題になったサービスVALUもこれに近い考えをしています。

「個人の影響力を証券化し、売買できるようにする」

個人が固有する全ての財がこのように交換可能となります。

ポイントも、マイルも、クーポン券や図書カード
価値のあるものが全て交換可能となり、Bitflyer/Zaifのような取引所で取引ができるようになるのです。

どんなビジネスを展開していくのか?

まずは以下の3つから始めていくそうです。

1. トークンコンサル
2. コード監査
3. マイニング

現在、日本でもALISPoliPoliなど、多数の仮想通貨プロジェクトが持ち上がってはきているものの、
やはりまだその影響力は薄いように感じています。

仮想通貨ALIS(ALIS)アリスとは?やめるべき?仕組み・買い方・チャート・将来性・オススメの取引所を解説仮想通貨ALIS(ALIS)アリスとは?やめるべき?仕組み・買い方・チャート・将来性・オススメの取引所を解説

実際の通貨発行に関しても、
ブロックチェーンエンジニアの不足で、まだまだ整備ができていないそうです。

そこで、テクノロジーを熟知しながら、
Gunosyという大きな母体を持っている福島氏がトークンコンサルやコード監査を行うことで、
仮想通貨業界にとって大変なプラスになるはずです。

将来的には自らの通貨も発行予定ということで、まずは下準備ですね。

様々なコードをみて、開発をして、
を繰り返しながら、事業をブラッシュアップしていくのでしょう。

どんな世界になるのか?

福島氏はワインの例を用いて、
具体的に世界観を表現しています。

例えば美味しいワインの造り手がいたとする。
彼はワンクリックでプロジェクトを立ち上げ、共感する人たちから資金を集める。
ワインが出荷されるまでの数年間、その約束を担保するためにチケットを支援者に発行する。

 

その年の葡萄はデキが良く、期待値が上がったとしよう。
彼がそれを伝えると発行されたチケットは値が上がり、購入した支援者はワインの出荷を待たずにそのチケットを取引し始める。造り手は自信作を生み出す基盤を手にし、支援者はリターンを手にする。

 

最終的な購入者はワインを美味しくいただく。個人になれば価値創造のバリエーションは無限大に膨らむ。

価値あるものに価値をつけ、
適切に評価ができる時代。
大変待ち遠しいですね!!

福島氏決意表明

Googleは検索エンジン、Amazonは本屋、Facebookは大学生SNSからはじまったように、インターネットの世界では、情報とお金が集まる領域にポジションを取り、研究開発費に投資し、それがさらにキャッシュフローに変わりまた再投資される。このサイクルを繰り返して成長していきました。

今後ブロックチェーン領域において、トークンコンサル、コード監査、マイニングの領域は最も情報とお金が集まる場所になると我々は考えています。そこで継続的に技術開発に投資していき、日本発のプロジェクト、日本発のプロトコルをどんどんだしていくことでブロックチェーン業界を盛り上げていきたいと考えてます。

頑張ってください!
ネトビジ!としても全力でバックアップさせていただきます!

現在仲間を募集中

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