仮想通貨Petro(PTR)ペトロとは?やめるべき?仕組み・買い方・チャート・将来性・オススメの取引所を解説

こんにちは。ノマド・若(ワーカー)です。
今回は、いま話題の国家主導型仮想通貨プロジェクトPetroを紹介します。ベネズエラ政府が世界で初めて始めた国家単位のプロジェクトで、これが未来の形だと予測する有識者も・・・そんな話題の通貨ペトロを大解説します!

ノマド・若

Petro(PTR)ペトロとは?

Venezuela has launched a cryptocurrency in an attempt to bypass tough economic sanctions imposed by the US government.

2018年2月20日ベネズエラ政府・ニコラス・マドゥロ大統領が、独自の仮想通貨「Petro」(ペトロ)を発行することを発表しました。
アメリカによる経済制裁の影響を回避するための試みのようで、仮想通貨による独自国際通貨の確立を目的とされているよう。仮想通貨が盛んなロシアが協力しているという噂があり、とても興味深い通貨です。

Petro(PTR)ペトロ 石油を基軸にした通貨とは?

仮想通貨は市場で一単位の値段を決めるのが普通ですが、
ペトロは、1ペトロ60米ドル(約6500円)で、この金額は原油1バレルに相当します。
基本的には、この石油価格に固定されるそうです。

国の通貨なので、変動するとしても
一日で100倍・1/100倍なんかになってしまっては困ります。
非常に懸命な判断なのかと思われますね。

Petro(PTR)ペトロ ICOの調達金額は?

ペトロ(Petro/PTR)はプレセールで、
186,000件以上の購入があり、5336億円を調達したようです。

もちろん国家予算としては少ないですが、とんでもない金額を調達していますね。
Telegramと変わらない水準です・・・

ICO・仮想通貨Telegram(GRAM)テレグラム ICO・仮想通貨Telegram(GRAM)テレグラムとは?やめるべき?仕組み・買い方・チャート・将来性・オススメの取引所を解説

というのもこれは、
アメリカ大統領のトランプ氏が大統領令でペトロを禁止したからだと言われています。

参考 Free Publicity: Venezuela Thanks Trump’s Petro Ban for Doubling InvestorsCCN

トランプ氏が禁止したことで、一小国のベネズエラ通貨だったはずが、世界中へ拡散され、最近はやりの「バズり」が起き、ペトロに注目が集まったと言います。

国家の再興に使用しようとしている世界で初めての試みですので、
面白がった投資家が購入したのでしょうか?

対立するアメリカとベネズエラの構図。
これから過激になり、戦争に発展するのだけはよしてほしいですね・・・

Petro(PTR)ペトロの特徴は?

ペトロは原油価格をベースとしたコインで、非常に特異性があると思いきや、
その構造は非常にシンプルです。

Petro(PTR)ペトロはNEMベースのコイン

コインチェック社の流出事件で話題になったNEMコイン。
実は独自の技術で強固なブロックチェーンを構築している優良コインです。

強固なネットワークゆえ、
様々な仮想通貨プロジェクトにプラットフォームとして利用されており、その汎用性は抜群です。
イーサリアムとも肩を並べる?!とも言われているくらいですね。

ペトロは、そのチェーン上で生成されています。
プラットフォームを利用することで、早く、簡単に、安全に仮想トークンを生成することができますので、
金融政策を瞬時に推進したかった大統領は独自開発ではなく、NEMを利用したのでしょうか。

Petro(PTR)ペトロの使用用途は?

  • インフレ率2616%という国内の経済状況。
  • 独自通貨の無価値化。
  • 米国の強力な経済制裁

参考:インフレ率2616% ベネズエラ経済、失政のツケ 独裁強めるマドゥロ大統領、再選へ政敵排除

という絶望的な状況を打破する通貨として開発されました。

税金の支払いや、国際貿易の決済手段としてつかわれるといいます。

具体的には、
現実に、自動車部品をロシアから輸入するために、利用されているそうです。

参考 Venezuela to Use the Petro to Buy Auto Parts from RussiaBitcoin.com

展開が非常に早いですね。
ロシアが開発段階から協力しているという噂もありましたから、こういうことになっているんですね。

今後、仮想通貨は統合された国際通貨になりうるのか?!
この貿易は追ったほうが良さそうですね。

Petro(PTR)ペトロの状況は?

ベネズエラのマドゥーロ大統領は、ペトロが様々なところで利用されるようにベネズエラの国営航空会社に対し、ペトロと他の仮想通貨がチケットの購入に使用されることを許可するよう命じましたようです。
独裁国家こその戦略で勢いよく電子国家を作っているようですよ!。

Petro(PTR)ペトロのチャートは?

あれ?ペトロのチャートがある・・・

と思ったあなた!!

これは偽通貨のチャートです・・・
仮想通貨はこう言った偽通貨がすぐにでも作れますので、油断していては引っかかります。
気をつけて、投資するのをオススメします。

ちなみに、Petro(PTR)は先日プレセールが終わったばかりですので、まだまだ上場はしないんでしょうねー
アメリカの取引所には上場できないはずなので、アジア・ヨーロッパの取引所になるのでしょうか・・・?

Petro(PTR)ペトロの将来性は?

プレセールで獲得している資金を国民に還元していないとも言いますし、
結局はお金が大好きな大統領が儲けるためのICOだったのではないかと言われています。

将来性はまだ読めませんが、
今投資するのは気が引けますね。

Petro(PTR)ペトロはやめるべき?

ネトビジ!としては否定もしませんが、オススメとも言えません。

ネトビジ!が考えるネットでお金を貯めるために必要なこと ネトビジ!が考えるネットでお金を貯めるために必要なこと

にもあるように、ICOが成功し、気を良くした大統領はペトロの発行翌日にペトロゴールドの発行を公表しました。

ノアコインのように、話題性で価格が爆上げする可能性はまだ捨て切れませんが、まだオススメはできないですね。

しかし、世界の流れは国家単位の独自通貨発行です。

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韓国もS-Coinを検討したり、日本すらもe円を検討しています。
成功でも、失敗でも、しっかりと成果を研究し、活かしていきたいですね!

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